親方日記のページ

で、その某羽毛布団の訪問販売の会社に面接に行き

静岡県は浜松で、１週間の研修でやんすた。


朝と昼は体育会系、夜はデスクワークと

かなりヘビーローテーションな研修だったんですが

１回やるって決めたし、浜松まで来ちゃったので帰れなかったし

しょーがねーから頑張るしかねーってカンジだったんですが


でもやっぱ「研修」ってフシギだよね〜〜！

一緒の班になったヤツらって、一生の仲間みてーな気分になります。

こいつらと一緒だったら、マジでなんでもできるんじゃねーか？！

みてーな気持ちに本気でなります。


当時はケータイなんてなかったので

連絡先も交換せずに仙台帰ってきて

初めて仙台支店に出社した時

おれ、正直８９３の事務所かと思いました


ほぼ全員パンチパーマです。

で、ピカピカのスーツ着てるんです。

手にはギラギラの時計とタバコはパーラメントでライターは金色のやたら重いヤツ。

で、よくよく見るとスチールの机がベコベコにへこんでるんです。

床の上にガラスのでっけー灰皿がころがってます。

おれ、マジで上の方に神棚探したら...





ありますた〜〜〜〜〜


こりゃ〜間違ったな〜〜

でも社宅に引越しちゃったしな〜〜〜


で、初日

トーゼン売れずに帰ったんですが。

先に帰ってた先輩達

売れなかった人達はヤキ入れられてました〜〜

あのガラスの重てー灰皿がビュンビュン飛び回ってます。

机をけっ飛ばす音がガンガン聞こえます

そこら中で怒鳴り声が聞こえます。

たぶんゼロ報告なんだろーけど

電話に怒鳴り散らしてる課長さんもいます


で、おれがビクビクしながらゼロ日報を提出したら

課長さんおれの顔も見ねーで

「あっオメー今日からか？」

「はい」

「だったらいいわ。明日は！売って来いよ？！」

「うぃ〜〜」

「返事は『はい』だっ！」（机バシーーン！）

「はいっっ」

「んでな」

「へ？へい！　お先っス」


いやいやおれ、どーなっちゃうのかな〜〜？

このまま売れなかったら、鉄砲玉とかにされちゃうのかしらん〜〜〜？？

一緒に研修受けたヤツらはどーなってんのかしらん

おれの後からゼロで帰ってくる人達には明日会えるのかしらん




おれ、そっから３ヶ月は全然売れませんでしたとさ〜〜



〜つづく〜

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