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2025/07/11 14:30 |
あえてのおはなし
昨日、小波やの開店前に
おれのFacebookにシェアさせていただいたお話をひとつ


ーーーーーーーーーーーーーーー

牛を殺すとき、牛と目が合う。
そのたびに坂本さんは、
「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。
ある日の夕方、
牛を荷台に乗せた一台のトラックがやってきた。
「明日の牛か…」と坂本さんは思った。
しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。
不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、
牛のお腹をさすりながら何か話し掛けている。
その声が聞こえてきた。
「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ……」
坂本さんは思った、
(見なきゃよかった)
女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。
「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。  
 だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。  
 ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。  
 明日はよろしくお願いします…」
(もうできん。もうこの仕事はやめよう)
と思った坂本さん、
明日の仕事を休むことにした。
家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。
しのぶ君はじっと聞いていた。
一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。
「やっぱりお父さんがしてやってよ。
 心の無か人がしたら牛が苦しむけん」
しかし、坂本さんは休むと決めていた。
翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。
「お父さん、今日は行かなんよ!(行かないといけないよ)」
坂本さんの心が揺れた。
そしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせた。
牛舎に入った。
坂本さんを見ると、
他の牛と同じようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。
「みいちゃん、ごめんよう。  みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。  ごめんよう」
と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。
殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。
坂本さんが、
「じっとしとけよ、じっとしとけよ」
と言うと、みいちゃんは動かなくなった。
次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。
牛の涙を坂本さんは初めて見た。
『いのちをいただく』西日本新聞社より
*********************************
『いのちをいただく』のあとがきに、
福岡県で助産婦をされて
いる 内田美智子さんはこう書かれています。
「私たちは奪われた命の意味も考えず、
毎日肉を食べています。  
 自分で直接手を汚すこともなく、
坂本さんのような方々の
 悲しみも苦しみも知らず、
肉を食べています。
『いただきます』『ごちそうさま』
も言わずにご飯を食べることは  
私たちには許されないことです。
 感謝しないで食べるなんて許されないことです。  
 食べ残すなんてもってのほかです…」

ーーーーーーーーーーーーーーー

じつは小波やのHPの中の
おれのコラムの中にも書いてるんですが。

人間は食物連鎖の頂点に立つ生き物です。

おれらの口に入る食いもんは
それが肉であれ魚であれ、野菜であっても
必ずその命をいただいて
その上でおれらの口に入るもんです。

その命をいただいて...
そりゃーカッコいい言い方だ。

要はぶっ殺して食うわけっすよ。


牛さんだって豚さんだってニワトリさんだって
お魚さんも
かわいそうだからって肉を食わないベジタリアンの食いもんのお野菜だって

さっきまで元気に生きてたヤツなんです。


それを人間様の都合でぶっ殺して食うわけっすよ。


おれなんかそのおかげで生かせてもらってるっつー話っす。



「いただきます」の時に合掌するだしょ?
そういうことじゃねーの?


だからみなさん
テーブルにおいしそうな料理がならび
「いっただっきまーーーーっす!」
っと、その前に

その食材に心から感謝しましょう。
その食材の命を1回考えましょう。


絶対に!残せねーから。
絶対に!捨てられねーから。


それを自分でも戒めたく
昨日はあえて、開店前にこのお話でした。






















小波や「公式だったり公式じゃなかったりするLINE」
ID「conamiya

















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2016/02/10 09:55 | Comments(0) | ひとりごと
しょくれき#5 こぴぺ
っで、まーしばらくおウチ帰れない覚悟を決め
支店長と一緒に米沢向けでやんすた。


2人っきりの車ん中で
  このヤロっこが なった気してんじゃねーぞ 調子に乗るなよ
的な事をグチグチ言われ〜〜


まーおれはいつもの通り売上げ上げて黙らせてやるつもりだったから
別にオヤジがガタガタ何言おうが気にしてなかったんだけど。

ただ、せっかく2人っきりのドライブなんだから
も少し楽しくやれねーのかな〜〜?コイツ

ぐれーなカンジでした。


で、米沢が近くなってきて
米沢スキー場の入り口が近くなってきて


あら??
支店長??
シーズンオフにスキー場すか??



っと思ったら

「ここだ」
「えっ??」
「ここだ」
「?だってここロッジじゃん??」
「みんなもうすぐここに帰ってくるから」
「えええええええ〜〜っ??!!!」


旅館とかビジネスホテルとかじゃなくて??
スキー場のロッジ??!


「悔しかったら売上げ上げろ! それまではここだ」
この「悔しかったら売上げ上げろ」っは、当時のこの会社のキーワードです。

結果出さないヤツの話は聞かない。
結果出さないヤツはどんな扱いでもモンクは言えません。

そのかわり結果出すヤツだけが正義です。
結果出すヤツはぞの全てが許されます。

ただし、必ず上には上がいるもんです。


これね〜
売上げだけが全てで、人としてはどうなんだ??

って思われるかもしれねーんですが

フシギな事に売上げのすげー人は、なぜか??いい人多いんです。
一番丁のバカ支店長はベツだと思うんですが〜〜〜


おれも会社やめてからも、そこがず〜〜っと引っかかってたんですが

おれ的な答えはこうです。


まず。当時の会社のシステムっつーのは

まー人より売ってれば、それなりに役職が付くんです。
一般→車両長→店長→課長→部長→本部長/支店長→
その後はおれにはカンケーねー人達だったのでわかりません


で、一般のうちは自分のノルマだけやってりゃいいんです。

車両長になると、車両ノルマっつーのがあって
一般が3人プラス車両長の4人車両だと、その全員分のノルマをクリアしなくちゃいけません。


ここまでは簡単なんです。

こっから店長になると、車両を3〜4台預けられます。
その3〜4台分の車両ノルマをクリアしなくちゃダメなんです。


さらに課長になると3〜4店預けられるので
課長一人当たりの担当車両は、40台くらいになるんです。

その全車両ノルマがかかってきます。


部長になってくると、だいたい3課〜4課預けられるっつー話になってくるんです。
で、本部長/支店長クラスはだいたい2部〜3部預けられます。

で、当たり前ですが

個人のノルマも役職があがるにつれ、莫大なノルマになっていきます。

実際に毎日現場に出るのは店長までですが。
課長はチーム営業じゃなく、個人でまわります。
会社で何かあったらすぐ帰らなくちゃなので。


部長以上になると、自分の部 自分の支店がヤバい時だけ現場に出ます。

まーそんくれーの人達になると
「ヤバい!」って思った時にはもう遅く
店長やノルマいってないヤツのケツたたくしかできねーんですが




まーめんどくせー事書きましたが
要は役職があがるにつれ、ノルマが莫大になってくんです。

当たり前に1人1人のノルマ達成が一番簡単なんですが、そうもいかず。


当時のその会社の一般の言葉にこんなのがありました。
「上司殺してーなら売らなきゃいいじゃん」


....こわいでしょ〜〜〜??


なので必然的にある程度のカリスマ性や、人を引きつける力が無いと、この会社では上司として生きていけないんです。

テメーの売上げだけクリアしてイバってるヤツは一般から上がれずに
もし、上に上がったとしても下に殺されるんです。


だから人としてちゃんとした人じゃないと、自分の店、課のノルマは絶対にやりきれないっつーのがおれ的に出た答えです。


うまくできた会社です



....おっと!

今日は長くなったのでここまでにしときます。

次回「職歴#6」では、おれの米沢での死ぬ思いを書きますね。
おれにとっては一生忘れられない町です。






どんだけ調子に乗ってもね
いつでもワタクシ
本日、未熟者ねー

















小波や「公式だったり公式じゃなかったりするLINE」
ID「conamiya


















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2016/02/09 09:46 | Comments(0) | ひとりごと
しっぱい?
なにやらですねー
おれの知り合いの、自営業者...っじゃねーなー
最近会社に切り替えて
今は社長さんか☆

そんな方がいらっしゃいますが。


いつだっけなー
去年? おととしか?
仙台市内の中心部に支店展開しまして。

おー!ヤロー、頑張ってんなーーー!

なんて思ってたんですが。


このたび、その支店を撤退することにしたそうで。



なんだかおれの、中野の件の事を思い出し
ちょっと他人事でもねーような
そんな気になってる小波やでやんす。



でもまーおれみてーに
これでもかってくれー裏切られたわけでもねーし

そんなおれも今でもこうやって生きてっからねー☆


事業の失敗はこれ、授業料として受け入れましょう。




でもやっぱり
彼とおれの共通点は

信用しちゃいけねーヤツを、義理と人情だけで信じてしまった。
っつーか
信じる以外の道を自分でふさいでしまった。

そんな気がしやんす。


個人事業も一生懸命頑張って頑張って!
ある程度軌道にのって
まわりから儲かってるように見えてくると

良くねーヤツが寄ってくるもんなんだろなーーーー


って、そんなこと言ったってさ
信じてみるしかねーだろ!って思うんだけど。




おれが一番信じるべきは
今、おれのまわりにいてくれてるヤツしかいねーと思うんだよね。

一緒に苦労して迷って悩んで頑張ってくれるヤツ。
ソイツを信じねーで誰を信じる?


っておれ
そういうヤツに、思いっきり裏切られたんだったわーー(笑


いやいやむずかしいもんですなーーーーー




もしかしたら言えることは
自分の人生、ひとつでも人まかせにしたら
その時点で負けが見えるってことなのかもだねー



その船を漕いでゆけ
お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に
お前のオールを任せるな

この歌詞が、中野の時には身にしみたっけなーーー

















小波や「公式だったり公式じゃなかったりするLINE」
ID「conamiya



















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2016/02/07 11:28 | Comments(0) | ひとりごと

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